水彩画家 AZUMAs「水の加減」

水彩画家 AZUMAs「水の加減」

透明水彩は水を使って描くということは、皆さんご存知ですが、例えば空を描きたい時に水を張りますよね。

張るときは均等に水を張るでしょうか、そして筆と紙が重なる接地面の力加減は考えたことはあるでしょうか。

水彩画家 AZUMAs「水の加減」
新潟国際藝術学院学院長 東富有 透明水彩

この話は上級者に対してになると思いますが、これは更なる上達の一歩となると思います。

例えば上の作品をもとに解説しますと、空の描き始めが下で、徐々に上の方へ描いていく方法と取る場合、水を張るときは上の方を多めに張ると、下を描いている間は徐々に上の方は乾いてきます。

ですが、多めに張ることで、乾燥を防いで続けて同じ状態で描くことができるのです。

これが「水を張る量」です。

また張る時に、力を普段より強く、水を紙に刷り込ませるように張ることで、よりしっとりとした状態を維持することができると思います。

これが「水を張る力加減」です。

これら2点はやはり数をこなし、経験を積むことでわかってきます。

是非、何枚も練習してみて、少しでも上達できるよう願っています。

(作品 水彩画家 東富有 / 文 東 有達)

―このページは水彩画家 AZUMAsブログのページです―

水彩画の基本や描き方、考え方を紹介しています。最後まで読んで頂きありがとうございます。他の記事もぜひご覧下さい。

水彩画家 東富有(父)を師匠とし、兄妹3人(東有達、東俊達、東達美)は小さい頃から絵を描き、新潟や佐渡の風景を中心に制作をし、2016年から新潟三越で親子展を開催、全国各地のギャラリーや展示会で作品を発表しています。

水彩画家 AZUMAs

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